こんにちは!miccoです。
私はもともと地方病院の勤務医でしたが、意を決して転職しました。
その結果、100%ではないものの、理想としていた生活に近づくことができました!
今回は私自身の実際の転職活動の流れや、転職してみてわかったことについて紹介していこうと思います。
※この記事は2022年10月に投稿したもので、現在は再度転職のため違う職場になっていますが、「転職してわかったこと」の項目では当時の状況をそのまま残しています。
転職を考えた理由
冒頭でもお伝えしたように、私はもともとは医局に属する地方勤務医でした。
やりがいを感じる局面もありましたが、夜間・休日の呼び出しや当直、時間外の雑務や人間関係などが辛く、私には合わないのではないかと悶々としていました。
今後の妊娠・出産などのライフイベントを考慮しても、このままモチベーションを保ち続けるのは難しいだろうなあという思いはだんだん強くなっていきました。
そこで、少しずつ「転職」を考えるようになったのです。
転職活動の流れ
では実際にどんなことをしていたのかについてご紹介します。
1. 転職サイトへの登録
「医師 転職」で検索すると、色々な転職サイトが出てきます。
私はもともと皮膚科を専攻していたので、今までの経験を活かしつつ、自分の時間もきちんと取れるように、美容皮膚科の道を考えるようになりました。なので、美容クリニックに特化した転職サイトである「美容医局」への登録を決めました。
「まずは話だけでも聞いてみよう!」
初めはそのくらいの軽い気持ちで登録してみたのですが、土曜日だというのにすぐに電話がかかってきたのにはびっくりしました…!(まずはメールで軽く案内があるだけかと思っていました。)
転職を考えるようになった経緯や今の状況などを聞かれ、zoomでの面談の日程を決めるための電話でしたが、あまりに突然だったので怖くなってしまい、3ヶ月くらい放置していました(笑)
それでもその間も、エージェントさんはちょこちょこメールを送ってくれていました(既読スルーしてしまっていましたが…)。
そして繁忙期といわれる夏、押し寄せる忙しさに心身ともに辛くなってしまい、
「やはりきちんと話を聴きたい!」
と思うようになりました。
メールの返信で面談希望の連絡を取り、そこからやっと本格的に転職活動が始まったのです。
2. エージェントさんとの面談
サイト登録から間が空いてしまいましたが、登録後すぐに連絡をくれたエージェントさんがその後も私の担当になってくれていました。面談はzoomを通して、詳しく今の状況や希望について聞かれたり、候補の美容クリニックの簡単な案内など。
面談後は各クリニックの詳細情報や履歴書データをメールで送ってくれました。
3. 履歴書を書く
エージェントさんからのメールに履歴書のフォーマットが添付されていたので、証明写真と経歴、自己PR文等を書いていきます。
私の場合は、Excelデータでの送付だったので、文字はPC入力、写真もスマホで撮影(白い壁をバックに、なるべく影を作らないように……)したものを添付しました。
4. 見学先を決める
履歴書作成と並行して、エージェントさんからもらった情報を元に、見学したいクリニックを決めます(複数でもOK)。各クリニックの公式サイトも参考にしながら、雰囲気を掴みます。勤務体系や給与体系、福利厚生の有無などもチェックポイントです。
見学希望先が決まったら、履歴書を添付の上、エージェントさんにメールで連絡。あとはエージェントさんの方で各クリニックに連絡を入れてくれるので、しばらく待機です。1週間ほどで医師の募集状況や見学の日程候補に関してまとめて送ってくれました。
希望の入職時期によっては、募集自体行っていないクリニックさんもあるようなので、1つに絞るよりはいくつか見学先を決めておくと良いです。
5. 面接対策をする
見学の日程が決まったら、エージェントさんから追加の情報が送られてきます。基本的な質問事項から、各院で先輩方が今までどんな質問をされたのかなど。時間のある時に、自分ならどう答えるか、ノートにまとめていました。
見学本番の前日と当日の見学直前には、エージェントさんと直接お会いしてでの最終確認がありました。こういう質問をされたらどう答えるか?や、その答えに対するアドバイスなど1時間ほど。
至れり尽くせり…!
6. 見学・面接本番
私の場合は同じ日に2つの院を見学するスケジュールでした。入口まではエージェントさんも一緒に着いてきてくれます(心強い…!)。
院での見学は基本的に、院長との面談以外は自由(というか放置?)で、帰り時が分かりづらかったです。各院で色んなオペや処置を見ることができました。
終わったらエージェントさんと再会し、簡単に感想を伝えた後はすぐ解散でした。
院によっては、見学と面接が一緒になっているところと、見学と面接が別々のところがあるようです。私の場合、第1候補のクリニックでは見学と本面接が別でしたが、なんとか採用をもらうことができました。
7. 医局に連絡
採用が決まった後は、年度末を以っての退局の連絡。
これがめちゃくちゃ緊張しました…。
科にもよると思うのですが、時期によっては既に次年度の人事が決まってしまっている場合もあるので、なるべく早めに伝えるに越したことはないです。ただ、採用が決まってないとなかなか踏み切れないものですよね…。
色々ありましたが、私はなんとか3月末までの勤務を以って退局できることになり、4月から無事転職することができました!
転職してわかったこと
よかったこと
自由な時間が増えた!
基本は定時で帰宅でき、勤務時間外で仕事をする必要が無いので、自由な時間が持てるようになりました!
職場によると思いますが、うちの場合は朝が少しゆっくりめなので、睡眠時間と朝活の時間が増えたことも嬉しいポイント。
好きな勉強ができるようになった!
最初のうちはおぼえることがたくさんあるため、帰宅後や休日に仕事に関する勉強がメインでしたが、今ではTOEICや各種検定など趣味の勉強に充てる時間が多いです。
元々多趣味でいろんなことに興味があったのですが、今までは業務の忙しさでなかなか取り組めなかったので、多くのことに挑戦が出来て楽しいです。
残業がほとんどない!
繁忙期や、たまに処置が長引いてしまった時などは残業することもありますが、最長でも1時間も無いくらい。
それ以外は基本定時帰宅なのが嬉しいです。スタッフみんながそのスタンスなので、ON/OFFの切り替えがしやすいのも良い環境だなあと思います。
都会住みになり生活が便利になった!
昨年度までは出かけるところもほとんど無いような田舎町に住んでいましたが、今年度からは都市部に住むようになったので、買い物やイベントに行きやすくなりました!
仕事で疲れた日には、気軽に外食やUber Eatsを利用することもでき、とても助かっています。
イライラすることが減った!
時間に余裕が持てるようになったことで、心にもゆとりが持てるようになりました。
昨年度までは些細なことでもイラっとしてしまうくらい余裕が無かったなあと、今になって思います。
予想外だったこと
人と休みが合わなくなった!
土日休みからシフト制に変わったので、夫や友達と休みを合わせにくくなってしまいました。予想していたことではあったのですが、いざ直面すると結構辛いです。
一人で過ごすのは割と好きだし、平日休みはお店が空いているのでありがたいはありがたいのですが…。土日がまったく被らなかった月はさすがに辛かったです。
有給休暇をうまく使おうと思っていましたが、人員が割とカツカツなので長期間の連休はほとんど取れません。希望しなければ2連休は月に1回だけ(運が良ければ2回の月もあるけど滅多にない)なので、遠くに旅行に行くというのもなかなか難しいです。
人間関係が変わった!
これもわかっていたことではありますが、転職を機に今まで仲が良かった人たちと疎遠になってしまいました。仕方ないとはいえ、これも辛かったです…。
ただ、逆に新しいつながりができたり、一度離れたけど再会できた友達もいたりと、良いこともあったのでトントンかな……とは思います!
今までと違うプレッシャーを感じるようになった!
新しい仕事にも楽しさややりがいを感じている反面、今までとは違う環境や考え方に悩んだり、プレッシャーを感じる面もしばしばあります。一生の仕事になるかはまだわかりませんが、できるところまでやって、だめだったらまた考えればいいか~という気持ちでいます。
まとめ
- 総合的に見ると、転職してよかった!
- ただし、転職して失ったものもあった…。
- 何事もやってみないとわからないけど、自分の人生をどういうものにしていくのかを決めるのは自分自身!
- 転職を考えている人は、とりあえず転職サイト登録だけでもしてみよう。
医師の転職事情ということで少し特殊な内容だったかもしれませんが、転職を考えている方にとって何かしらのヒントになれば幸いです。
少しでも「転職」を考えている方は、まず転職サービスに登録だけでもしてみることをおすすめします。
希望する条件の職場があるということがわかるだけでも、気持ちが楽になりますよ。
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