こんにちは、miccoです。
転職してから色々な検定試験に挑戦している私ですが、先日2023年11月実施の色彩検定2級を受検し、高得点で合格することができました。
今回は、短期間の勉強で色彩検定2級に合格できた勉強法について紹介していきます。
色彩検定の受検を検討している方は、是非参考にしてみてくださいね◎
色彩検定とは
色彩検定とは、文部科学省後援の公的資格であり、検定の勉強を通して色の基礎や配色、専門分野での利用の仕方などを幅広く学習することができます。
1級、2級、3級、UC(色のユニバーサルデザイン)級の4段階があり、どの級からでも受験することができます。
美容・ファッション系や広告・デザイン業を目指している方や関連するお仕事をされている方はもちろん、カラーコーディネートやデザインに興味があるという方にもおすすめの検定です。
仕事との関連はないけど、以前から存在を知っていて、ずっと受けてみたいなと思っていた検定のひとつでした。
試験は夏期と冬期の年2回(※1級は冬期のみ)開催されています。
色彩検定についてくわしくは、公式サイトも覗いてみてください◎
使った教材
ここからは、実際の勉強で使った教材を紹介します。
最短合格!色彩検定2級・3級 テキスト&問題集 第2版(ナツメ社)
受検勉強に欠かせないのが、軸となるテキスト。
色彩検定のテキストは公式のもの以外にも、色々な出版社から出版されています。
私はこちらの、『最短合格!色彩検定2級・3級 テキスト&問題集』を選びました。
全ページフルカラーで図も多く、3級・2級の内容を1冊で学べる点が高ポイント。
各章ごとに級別の確認問題、巻末に模擬試験もあり、インプットとアウトプットのバランスが良くとれた参考書です。
いろいろな参考書が売っているので、書店で見比べてみて、自分に合ったものを選ぶのが良いかと思います。
色彩検定 過去問題集2級 2022年度
過去問題集も受検勉強には必須のアイテム。
公式の過去問題集には、1冊に2回分(夏期・冬期)の過去問題と、練習問題が収録されています。
場数を踏むより、繰り返し解いて確実に正解できる方が重要なので、最新のものが1冊あれば十分です。
新配色カード199a
「色彩検定の勉強してる!」感が出るこちらの配色カード。
PCCSのトーンごとに色が並んでいて、色を覚える・配色の練習をする際に役立つアイテムです。
書店では色彩検定のテキストのコーナーに置いてありました。
勉強スケジュール
私の場合、勉強期間は7週間でした。
週4日フル勤務なので平日は1日30分~1時間、休日は1日2~3時間くらいの勉強時間でしたが、合格には十分だったと思います。
0週目:計画を立てる
勉強開始前に、ざっくりと勉強スケジュールを立てました。
やることは「テキスト」と「問題集」しかなかったので、週ごとに「何をどこまでやるのか」を決めるだけ。
計画というのは必ずずれていくもの。
勉強スケジュールはみちみちにせず、少し余裕を持たせておくようにしていました。
実際、上の計画通りには進みませんでした(笑)
勉強できない日もあると見越して、1~2週間くらい幅を持たせておくと良いです◎
このようにざっくり計画を立てた後、私はいつも「スタディプランナー」という勉強用の手帳に1週間ごとに詳しく計画を落とし込んでいます。
ここでは割愛しますが、「気になる!」という方はこちらの記事も参考にしてみてくださいね◎
1日目:過去問を1回分解いてみる
色彩検定は初めての受験でしたが、2級でも合格率70%後半と比較的合格しやすい試験ということで、何も知らない状態でまずは小手調べに過去問を解いてみることに。
もちろん、出題傾向を把握するという目的もあります。
専門的なことを問われる分野はわからないところだらけで、結果としては合格点には至りませんでしたが、意外と常識や感覚で解ける問題もあるなという印象でした。
あえてこの時点では解説は読まず、採点だけして終わりました。
1~2週目:テキストの「3級」の分野のみ読む
実際に受ける試験は「2級」ですが、それは「3級」の内容が頭に入っていることが前提になるので、まずは3級の内容に目を通すことにしました。
私が使っていたテキストは、小項目ごとに何級で問われる分野なのかがアイコンでわかるようになっていたので、「2級」のみが表示された項目はとばして読むようにしました。
1周目はあまり時間をかけすぎず、なるべくライト目に読むのがポイント!
章ごとに「確認問題」が設けられているので、インプットしたばかりの知識を確かめるために都度解いていました。
テキストの3級の項目を一通り読み終えたら、巻末の模擬試験に挑戦。
3級の模擬試験なので2級で問われる内容とは少し違いますが、3級の内容が頭に入っているかの確認としてやっておくに越したことはないでしょう。
3~5週目:テキストを全部読む
テキスト2周目からは、2級の内容も頭に入れていきます。
3級の内容も見直しつつ、2級の確認問題も解きながらインプットを深めます。
2周目からは、よりじっくり読み込んでいきます!
テキスト巻末にある2級の模擬試験まで解いたら、最後にテキストをもう1周するのが理想的。
私はちょっと時間が無かったので、3級のみのところはとばして、「2級」のアイコンが付いているところだけさらっと読みました。
6週目~:ひたすら問題演習!
テキストをすべて読み終えたら、テキスト巻末の模擬試験や過去問題集に挑戦しました。
夏期・冬期いずれも、似たような問題・パターンの出題だなあとわかってくるので、今後傾向が大きく変わったりしなければ、過去問を完璧に解ければ本番合格はほぼ確実と言っても良いと思います。
問題演習のやり方については、このあとの「勉強法について」の項目の中で詳しく解説していますので、参考にしてみてくださいね。
直前期:苦手分野を総復習
問題を解いていくと、同じようなところで間違えたり、理解があやふやなところが出てきます。
苦手分野を見つけたら、テキストの該当項目を今一度しっかり読み込み、理解を深めるようにしていました。
勉強法について
短期間で検定の勉強をするにあたり、実践していた勉強法を紹介します。
「まとめノート」は作らない!
他の試験でもそうなのですが、主に以下のような理由で、まとめノートは基本的には作っていません。
- まとめノートを作ったことに満足してしまう(勉強した気になる)
- 時間が無い(作るのに時間がかかる)
なんだかんだテキストが一番よくまとまっているので、これを繰り返し読み込む方が早いです……!
まとめノートを作らない方が良い理由や、作るときに気を付けたいことについてはこちらの記事でも詳しく解説していますので、参考にしてみてくださいね。
おぼえるまで紙に描きまくる
テキストをサラッと読んだだけでは頭に入りにくいものもあります。
たとえば、PCCS色相環。
試験開始時にさっと図が描けるようにしておくととても便利なので、おぼえるまで紙に何回も描きまくりましょう。
私はテキストの確認問題や模擬試験、過去問題を解くときにB5のノートを使っていたのですが、問題を解くたびにその余白に描いて練習していました。
他にも、トーン概念図やマンセル色相環(10色)は何も見ずに描けるようにしておくと有利ですよ!
繰り返し問題を解く
既に述べたように、出題のパターンや問われることは毎回同じようなものが多いです。
なので、正解できるまで問題を繰り返し解いていくことが重要になります。
ここで、問題演習の際のポイントを紹介します。
- 問題を解くとき、選択に迷った・自信が無かった問題には「?」をつけておく
- 採点する
- 問題番号の左隣に、間違えた問題には「×」、「?」をつけていて正解した問題には「△」をつけておく
- 問題集の解説ページやテキストの該当ページを読む
これをやっておくと、2周目以降で問題を解くときに、自分の苦手な分野がはっきりしてくるのでおすすめです。
もちろん、2周目以降も同じように解いていきます。△や×が多い問題ほど、優先的におぼえるべき項目になります!
私は各問題を2周し、試験直前は×や△のついた問題だけ復習しました。
受検当日の様子と結果
試験本番。
私の受けた受験会場では全部で50人くらい、20代くらいの学生さん~イケイケファッションのおばあちゃままで、思っていたよりも幅広い年齢層の方が受検されていました。
受験票と身分証明書、筆記用具は必須で、腕時計もあるとマル。
受ける級によって時間帯が異なりますので、間違えないようにしましょう。
基本的には試験終了時間まで途中退席はできないので、トイレはあらかじめ済ましておきましょう。
試験終了後は試験問題を持ち帰ることができるので、あとで自己採点ができます◎
結果、196/200点で合格でした!
色彩検定の勉強を通して、デザインにおける色の組み合わせ方は実はよく考えられたものなんだなということを実感できて面白かったです。
自分自身の本業にはあまり生かせないけれど、服を選ぶときや、ブログのサムネイルやInstagramの記事を作成するときに参考になるなと感じました。
まとめ
今回は、色彩検定2級の勉強方法と受検当日のレビューを紹介しました。
勉強法についてまとめると、
- まず計画を立てる
- 過去問を1回分解いて、出題傾向を知る
- テキスト1周目はライト目に(「3級」のみ目を通す)
- テキスト2周目からはなるべくじっくり読む(「2級」の範囲もすべて)
- 問題演習→復習→問題演習…の繰り返し
- 試験直前は苦手な問題を中心に復習する
テキストだけでじっくり勉強するのは苦手かも……という方には、スマホやPCでスキマ時間にサクッと学べる講座もありますよ。
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比較的難易度も低く、合格しやすい試験なので、「色彩検定受けてみたい!」という方はぜひチャレンジしてみてくださいね。
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